たれ目のあの俳優は その2
ウィリアム・ボールドウィン
彼は非常にラッキー・ボーイでもあります。
CMやテレビドラマに出演後、『7月4日に生まれて』(このなかでは注意してみないと絶対気づきません。
トム・クルーズの戦場での部下役。一緒にけがをし、野戦病院では痛いと騒ぐ役)で映画デビュー。
次の『背徳の囁き』では、リチャード・ギア、アンディ・ガルシアに続く準主役。
そして『フラットライナーズ』で主役の5人の医学生の1人に選ばれます。
このときの共演がジュリア・ロバーツ、キーファー・サザーランド、ケヴィン・べーコンとスター揃い。
アメリカでは2ケ月連続興業ベスト・テン入りする大ヒットとなり、この作品でジュリア・ロバーツとキーファー・サザーランドの婚約・結婚3日前に破棄という大ゴシップのおまけまでつきました。
4作目『バックドラフト』になると、見事主演を射止めてしまいます。
監督はロン・ハワード、共演がカート・ラッセル、スコット・グレン、ロバート・デ・ニーロということなし。
運も才能のうちだとすれば、ウィリアムはまさに資質をもっています。
この『バックドラフト』は、彼自身に通じるところが多い役どころです。
兄弟が同じ仕事を選んでいること、警官や消防夫に多いアイルランド系であること。
本人も自分と重ね合わせて演じた部分も多いそうです。
ロバート・デ・ニーロとの共演も、役者としてスポンジのような成長期の彼にとって影響大だったようです。
デ・ニーロの出演が決まった時、インディアンのように小躍りしたウィリアム。
デ・ニーロのことは「内面を掘り下げる演技のアプローチがすごい」と絶賛しています。
ウィリアムはデ・ニーロに声が似てる、笑顔が似てるといわれます。
実際、撮影の際は兄弟役のカート・ラッセルより似ているのは変だというので、一緒に笑うシーンは作りませんでした。
